びっくりぜんざい復活


昭和30年代、新世界界隈には「びっくりぜんざい」なる
食べ物があった。それも1軒ではなく複数の店で提供
されていたようである。それが新世界100周年を機に
復活したという。はたしてどんな「ぜんざい」なのか?

 




写真は昭和39年正月の通天閣界隈。

通天閣の真下に「びっくりぜんざい」の

看板が見える。

ここは調べてみると「からさき食堂」と

いうところらしい。(定かではないが)

2012年現在ではコンビニ「ローソン」が

あるあたりのようだ。




また下の写真がジャンジャン町の展示コーナーにあった。
これはジャンジャン町の中のようだ。2008年頃にはこの
あたりでも「びっくりぜんざい」のメニューが見られたが、
残念ながら私は食べたことがない。そしていつのまにか
「たこ焼き屋」に変身してしまっていた。ああ残念無念!




2011年に復活した「びっくりぜんざい」はこれだ!


(お店の了解を得て撮影しています)

ジャンジャン町の北側入口近くの喫茶「タマイチ」の三代目ご主人が
復活させたそうで、大きなどんぶりにお餅が4つも入ったボリューム!

しかし私はこれを見てもびっくりしなかった。なぜならお餅が小さい!
昔のものは名刺かハガキ大のお餅がドーンと入っていた。ただし
厚さは3〜5ミリくらい。大きさと薄さでびっくりしたわけである。(笑)
TVニュースではおばちゃんが「お餅が4つも入っているわ!」と
びっくりしていたようだが、昔の「びっくり度」とは雲泥の差がある。

昔のような大きなお餅は現在は製造しているところがないそうなので、
完全な復刻版とならないのは仕方がない。汁は濃さも甘さも薄めで、
これは昔の味に近いように思う。といっても私は一度食べただけだが。

昔はこのあたりは労働者の町で、疲れた男に甘味を提供したようだ。



喫茶「タマイチ」さんの詳細は こちら


ぎんがてつどう
トップページへ

新世界100周年
コーナーへ