3代目ビリケンさん

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2012年5月23日、通天閣の「ビリケン」さんが3代目に。

新世界100周年を記念するという意味と、2代目が鎮座
して32年が経ち、その間に大勢の人たちに撫でられて
足の裏が擦り減ってしまったという事情もあるようだ。

では新しくお目見えした3代目をご紹介してみよう。
今回のご紹介はミステリー風に!(笑)

2012年5月23日午前8時半頃、新世界は静かな朝を迎えていた。
まだほとんど人通りもなく、時おり自転車が通り過ぎてゆく。


午前9時の開場10分前、通天閣の前には2・3人の
お客しか待っていない。
前日にオープンした「東京スカイツリー」の場合と
えらい違いやないか!
(そろそろ大阪弁が!)


午前9時には行列が出来ていたが、それでも20人程度だった。
本当に今日は大イベントがあるのだろうか?心配になってきた。

午前9時を過ぎても入れてもらえない。これはどうしたことだ?

9時を数分まわった頃、やっとエレベーターの扉が開いて、
私たち先頭集団はエレベーターで2階のチケット売り場へ。

チケットを買ってさらに5階展望台へのエレベーターへ。
私は先頭集団の最後に乗り込んだので、5階展望台で
エレベーターを降りる時は今日の「一番乗り」やないか!


ところが、エレベーターを飛び出すと・・・・・・

「なんや、これは〜!」



ちょうど3代目の「ビリケン」さんが鎮座するところだったが、
この報道陣の多さはハンパやない!

これは前日の「東京スカイツリー」のオープンに対抗するため、
全国ニュースで新聞やテレビで報道されるからだとか?



鎮座した「ビリケン」さんに群がるカメラの放列!
足の裏を撫でに行こうにもこれでは無理だ!



「ビリケン」さんだけの撮影が一段落したところで、一般客が足の裏を
撫で始めると、それをカメラがワッと取り囲んでインタビュー合戦!


私もインタビューを受けたけれどカットされたようだ。変なオッサンよりも
「大阪のオバチャン」や観光客の方がニュースにはエエからねえ。



カメラも少なくなってきたので、やっと全体像が撮れた!


手前の部分は賽銭箱? インタビューを受ける通天閣観光(株)の社長さん


これからまた大勢の人に足の裏を撫でられるんやなあ!


ところで「ビリケン」さんの周りが金色に輝いていたことを
お気づきだろうか? そう、100周年を記念して太閤さんの
「金の茶室」のイメージで通天閣も改装されたのである。

それを次ページでご紹介しよう。



 
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