(6) 白鳥停車場
汽車はだんだん速度を落とし、まもなくプ
ラットホームの一列の電灯が規則正しくあ
らわれ、二人はちょうど白鳥停車場の大き
な時計の前に来てとまりました。『20分停
車』と時計の下に書いてありました。「ぼ
くたちもおりてみようか?」と二人は一度
にはねあがってドアをとびだして改札口へ
かけていきました。
銀河鉄道の夜の世界へ